yukakoy5124’s diary ~南米Bolivia 青年海外協力隊の日々~

青年海外協力隊として南米ボリビアに来ています。ここでの日々の記録です。

嬉しいのか、悲しいのか…

また久々です…。

 

これまでも研究授業やら計算カードの効果が少しずつ出てきたことやら、なんやらかんやら、伝えたいことはたくさんあるのだけど、なかなか書けない…そして、中間報告が来週に控えててその準備も😰

でも、今日はちょっと午後の学校で、嬉しいのか悲しいのか分からないことがあったのでちょっとだけつぶやいときます。というか、愚痴です。

 

5年生のクラスに入った時のこと…

 

その担任はかなり厳しいというか怖い。子どもたちも怯えているのが分かる。

先生本人は、自分で算数が好き、子どもたちも算数が好き、私は本来の教える内容よりも上のレベルを教えてるんだ、と自負している。

それが仇となってるのか…分からんが、

 

私には、子どもたちが算数が好きで楽しんでいるようには見えない😰

 

そして、今日の算数の時間は、理解の早い子と遅い子に分けて内容も違うものをしようとしていた。私がいたもんだから、私は理解の遅い子を担当して、担任が理解の早い子を担当するということをお願いされた。

そもそも、この時点で、分からん子がおるなら、本来教えんでいい内容は捨てよ💦ちゃんと理解させてあげよ、と切に思う。

 

しかも、その担任は、苦手な子に教えることはしない。なんで、こうなるの💢と怒鳴るだけ。

 

そんなん、怒鳴るだけなら教師じゃなくても誰でもできるし。

 

でも、私は納得が少々いかないにしても、頼まれたことをしよう、と算数が苦手な子ども達に前回の内容を教えることにした。

一人ひとりに問題を出して確認していくが、そんなにできないわけじゃない。私が質問したらちゃんと答えられる。なんでこの子達ができないグループに入れられてるのか、とも思ったが、まあ続けるか、と続けていった。

ちゃんと答えまで出すことができたら「Muy bien (よくできたね)」と言って頭を撫でてあげたらニコニコして戻っていった。ちなみに5年男子。

そんで、次の子も少し間違えるも、間違えたところをもう一回いっしょに考えたら、ちゃんとできた。その子にも「Muy bien (よくできたね)」と言ったら、その子は、「ゆかこ、教えてくれてありがと」とニコニコして戻っていった。

なんか複雑…なんでこんなことでお礼言うん?

当たり前のことやん、て。

 

で、その子は私が他の子に出した問題を自分のノートで解いて私に見せにきた。正解だったら、「Muy bien!」、間違えてたら、直すように言うと、回を重ねるごとに間違えなくなってきた。その度に褒めてあげると、すごく嬉しそうだった。

 

そして、帰り際にもわざわざ私のところにきてもう一回、「ゆかこ、今日は教えてくれてありがと」とハイタッチをして帰っていった。

 

なんか、喜んでいいのか悲しんでいいのか分からん感情になった。

 

分からない子に寄り添うのが教師の役割じゃないの?もっと言えばできる子や自分からなんでも言える子はほっといてもいいくらい。そんな子は困ればきっと自分から聞きに来る。

本当に時間をかけて手も目もかけないかんのは、自分で分からないことを口にできない子、分からないから殻に閉じこもってしまう子やろ。

 

なんか、ボリビアの先生たち、みんな人としてはとてもいい人だし大好きなんだけど、教師として見た時に、たまに、悲しくなるときがある。

 

きっとできたことを褒められたら、子どもは自然もっと頑張りたいと思うはず。

教育心理学やったかなんやったかで、テストで良い点をとった子になんと声をかけるのが正しいか、という話で、

「頭いいね。」と言うのと「頑張ったね。」と言うのでは、その後の子どもの姿が全然変わってくると言うのを読んだ。

頑張ったね、と声をかけられ続けた子は、努力を怠らずずっと意欲を持ち続けることができたらしい。

大げさかもしれんけど、声かけ一つで子どもの将来が左右されると思うと親はもちろんやけど、教師ってすごい責任のある仕事やと改めて思う…

 

私もこれまでも子どもについ言ってしまった申し訳ないことは山ほどあるけど、人のふり見て我がふり直せやな、と肝に銘じようと思った日でした。

 

長い愚痴と今後の自分の在り方を反省した日でした。

2回目の研究授業が終了

午前の学校で今年度から始めた研究授業の2回目が今週終わった。

 

今回は3年生の先生。案の定、はじめに立てた予定の日から2回の変更を経て1週間後に実現した。

 

ボリビアに来てからいつも思うのが、本当にこの学校の先生たち、勉強熱心だし、真面目だし、協力するし…日本の学校に連れて行ったらもっといろんなことを吸収してくれるんじゃないかとふと思うことがある。

まあ、日本の学校がすべて正しい訳ではないんだけど。

日本とボリビアの学校のいろいろな設備や環境が違いすぎるが故に仕方ないこともたくさんあるけど。

 

それで、今回は3年生と一緒にどの単元のどの時間て研究授業をするかという話から授業が終わって整理会まで、本当に学年みんなで協力してできた。

まずは始めの指導案検討から学年全員の先生が一緒にいてくれた。そしてみんなで意見を出し合い、私たちも助言をし、(←偉そう😅)、授業の流れを確認していった。

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それからの日々は、3年生の先生たちだけでいろいろ相談して授業で使うものを作ったり、指導案を細かく直していったりしてとても良い学年団だと思った。そして、作った指導案を見てくれ、とお願いされ、書いてあるスペイン語と格闘し、スペイン語で助言するというのはなかなかの試練💧だった。

 

そして、授業前日に急に先生全員を呼んで研究授業をすると校長に言われ、聞いてない、と焦り、広い教室ですることになり、机をいろんなところからかき集め…とボリビア人ならではのどんな状況でも帳尻を合わせる力のおかげでなんとか実現はできた😅

でももちろん、全員来るわけないよね…😰教室でできたやん、ていう人数でした。

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で、今回一番冷や汗が出たのは、打ち合わせになかったやん!っていう活動を急に先生がやり始めて、

え?何これ?何のために?

と??(はてな)が頭の中を駆け巡り、どうしよ、どうしよ…と。そして迫ってくる時間。もちろん終わらず次の時間まで食い込む…

で、この時間に一番肝心な押さえが弱い💦

というところで、終わった研究授業。

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でもよく考えたら、そもそも研究授業をするという概念のないボリビアでそれをやろうと提案して、受け入れてもらっただけでも、大きな一歩やったのかもしれない。

そして、見たこともない研究授業をやってくれる先生がいて、一生懸命やろうと私たちに質問してくれて、、、それもまた大きな一歩やったんやな、と。

で、授業が終われば自然と3年生の先生たちが集まってあーでもないこーでもないと話し始め、その後、私たちも交えて整理会が始まった。

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きっとこんなに1時間の授業のために時間をかけて考えたり話し合ったりしたこと、これまでになかったんじゃないかなーと思った。

だから、少々授業が計画と違うことをやったとしても、大したことではない。

先生たちがねらいをもって授業することの大切さに気付いたり、先生たちが協力して考えることでよりよい授業になっていくんだということを知る機会になってくれていたら、それでいいんだと思った。

ここ数週間は授業をする先生のクラスに入って授業の様子を見たり、先生に助言しながら授業を進めていたりしていた。

 

来週からは次の4年生の研究授業をする先生のクラスに行く。

そのことを知っているからか、3年生のその研究授業をした先生が、私たちに

「たまにはまた私のクラスに見にきてね!」

と言ってくれた。

「もちろん!」

と答えたが、どんな形でもいいから、誰かに必要とされていると感じられることがこんなに嬉しいのか、と感じた。

 

ついさっき冷や汗が出たと思ったことを少し申し訳ない、とさえ思えた。

 

また来週から新たな先生と一緒に悩んで考えて…と活動するのが楽しみだなぁ、と思った。

一歩ずつ…

あまりにブログを更新していなくて自分でもびっくりです。

インスタやFacebookはたまに更新していますので、そちらもよかったらどうぞ。

 

さて、日々の活動は、本当に一歩一歩進んでいる感じです。

2つの学校を掛け持ちしているので、比べてもしょうがないし比べてはいけないと思いながらも、どうしても比べてしまうところがあります…。

 

少し前にインスタとFacebookで、午前の学校では計算カードの取り組みを始め、その成果が少し出始めていることをアップしました。

 

とにかく子どもたちの計算力が低いのはどこの学校も共通しています。
それで、午後の学校でも計算カードの取り組みがようやく始められました。

というのも、午前の学校と午後の学校では、いろんな面で差があります。(←また比べてる)

 

午前の学校はどの先生たちも教育に対する意識は高く、保護者や子どもたちも割と生活水準が高めな感じがします。(完全に個人の印象です)

 

でも午後の学校は、先生一人ひとりは良い人なんだけど、教育に対する意識には差がある感じです。そして、子どもたちの持ち物や服装をみていても生活が苦しいのかな、という印象を受ける子が午前に比べると多いです。

だから、同じ活動をしようとしても午前の学校はすぐにその材料や保護者の協力体制が整いますが、午後の学校は、必要最低限のものを先生が準備しても保護者の協力がなかなか得られないのが現状です。

 

校長先生に以前に計算カードの提案をした時もこれはいい練習になるけど、お金を払いたがらない保護者が多いからできるかな…と言われました。

でもそれで諦めてしまったら一歩も進めない。それで、とりあえずは3年生の4クラスをモデルに取り組んでみようと思い、3年生の先生に相談してみました。すると、二つ返事で、できるよ!やろう!といって協力してくれることになりました。

そして、まずは子どもたちの計算レベルを図るテストから。

やはり、低い…💦低すぎる…😰

3年生で一桁のたし算3分間、50問中の正答率が平均約10問。引き算はもっと低くて約7問。

鍛え甲斐がある👍🏻

それで、計算カードの作り方を説明して保護者にも協力してもらって作ることをお願いしました。心配していたけど、保護者もとても熱心で学校に作り方を聞きにきたり、家にあるもので工夫して作ったりしてくれていました。

目的はキレイな計算カードを作ることではない。

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その計算カードを使って練習ができさえすればいい。だから、それだけやってくれたことで私はとても嬉しかった😊

 

子どもたちは、その計算カードを嬉しそうに持ってきて私に次々と見せてくれた。

中には保護者が作るのを手伝ってくれず、自分自身で作ってる子もいた。それでもやろうとしてくれてることがありがたい。

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で、今日から私の特訓が、始まった。

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4クラスをいっぺんに見るのはなかなか難しいけど、初日にしては、子どもたち、とても一生懸命練習していた。これで、絶対この子達の計算の力を上げてあげたいと思った。

1ヶ月か2ヶ月後にもう一回テストして、その結果がどうなっているか楽しみ!

子どもたちも先生たちも喜ぶ顔が見たいなぁ🌸

 

少しずつだけど、こうやって動き出せて少しずつ変わり始めていることが嬉しい。

 

私も手を抜かず、スパルタの特訓がんばろー。

一歩進めた日

日に日に教員としての本性を取り戻しつつある今日この頃です😅





ゴミ拾いなさい!

誰が落としたかは関係ない、みんなの学校です!

喋らずに書きなさい!

喋ってるから遅くなるんでしょ!

おかし食べない!



子どもたちに目を光らせて注意することが当たり前になってきた💧

今日も、午後の学校で6年生の教室の前にいたら、風船を膨らませて割るという遊びが流行っているらしく、そこら中に風船のゴミが...

そもそもその遊びも禁止したいくらい。それでそこにいた全員にゴミを拾うように言うと、

『俺、やってない!』

って言うもんやから、

『そんなん関係ないやろ!ここはみんなの学校や!拾いなさい。』

というと、素直に拾い出す子どもたち🤗

『そうそう!良い子良い子!』

と褒めてなんとかまだ怖いというレッテルは貼られてない...









さて、私は2つの学校で活動している。午前はもう一人の同期隊員と一緒に週3日。午後は一人で毎日。



今日は午前の学校での初めてのタジェールだった。しかも、初めてちゃんと予定どおりに行われた。

午前の学校はこういうことがやりたいな、と思ったことが形になっていきやすい学校だ。というのも、校長のリーダーシップがしっかりしていること、校長が一人一人の先生たちをちゃんとみていること、校長の私たちへの活動への理解と協力体制が半端ないこと、そしてなんと言っても先生たちのやる気があること。保護者対応で遅れてきた先生も、後から聞けなかったところをもう一回話して!っていうくらい…

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さらに私たちも二人で関われることでお互いの考えを持ち寄って相談してより良くできること。いろんなものの巡り合わせが偶然にも重なり、今年度始まってから計画を立てたことを順調に進めるためのタジェールがようやくできた。

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今回の内容は、この学校の子どもたちの学力についての課題、そして、算数の指導をする際に考えるべきポイント、そして研究授業をして先生たちの授業の質を高めていこうということ。



事前の打ち合わせで、私たちがつたないスペイン語で話をしても一つ一つしっかり耳を傾けてくれる校長。そして、その内容をほぼ100%理解してくれて先生たちに伝えてくれる信頼感。

それで、研究授業をすることに向けて校長のリーダーシップのおかげで進み始めることができた。



研究授業なんてしたことのない先生たちだからもっと反対されるかと思ったけど、意外とすんなり誰が授業をするかは決まった。

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今後は私たちと授業に向けて一緒に考えて準備して授業をしてもらう。一気に計画がパンパンになってきて、残り1年があっという間に終わりそう...😰でも求められることがあること、活動する目的があることは、幸せなことだ。やっと協力隊の活動らしくなってきた。ここへきて8ヶ月目にしてやっと...。







そしてその後、午後の学校では6年生のクラスに行った。今日の勉強は、四則計算のきまりを使った勉強。でも......思わず黙っていられず口出しをしてしまった。



四則計算のきまりって、かけ算わり算がたし算ひき算よりも先に計算するとか、かけ算わり算が、同時にあったら左から計算するとか、要するに長い式で四則計算が混ざっていたらどこから計算するかっていう問題。これは、順番を間違えれば答えは全然違ってくるから大変。



な、の、に、

その先生は

「やりやすいところからやっていいよ、答えは同じになるから!」

って言い始めて、即、

「ちがーーーーう!」

って言いたかったけど、さすがにそれは言えず、そろりそろりと前に行って、小声で

「それは、同じにならないよ...」

と伝えた。この先生、年配の方で超年上のベテラン先生。でもその先生の凄いところはめっちゃ謙虚なこと。全く偉ぶらない。こんなペーペーに言われたことにもしっかり耳を傾けて聞いてくれる。自分が間違ったことを教えていたことも、ちゃんと認め、今自分も学んでるよ!って言える凄さ。

四則計算のきまりは教師として、知っていてほしいことなんだけど、でも自分が間違っていることをなかなか認めない先生やプライドが高い先生もいる。そんな中でこの先生の姿勢はとっても好感が持てたし、相手が誰だろうと年下だろうと敬意をもって接してくれていることが嬉しかった。

そこから、私にバトンタッチし、急に授業を進める羽目になった😅全く準備してないぶっつけ本番の授業。でも脳みそにある単語をフル活用してできるだけのことは伝えた。

すると、子どもたちがだんだんちゃんと分かってきて、できるようになったことも嬉しかったし、なんと言ってもその先生が途中から、

「自分でも説明してみる!」

と言って私とまた交代して授業を進め始めたことが嬉しかった。

今日は、偶然の急な授業だったけど、すごく充実していたし楽しかった。こういう支援的な活動がもっとできると一人一人の先生と自然と関われるなぁと、形式的に研究授業ばかりにこだわらなくてもこういう活動の仕方もあるな、という発見でもあった。

新年度初のタジェール

新年度が始まって1週間あまりが過ぎました。


ボリビアに来た頃は体が慣れてなかったのか毎月熱が出ていましたが、9月に熱が出たのを最後にまったく風邪をひくこともなく、体調を崩すこともなく、4ヶ月ほど過ごしていました。
それが学校が始まってはじめての週末になり、久々に少しだけ喉が痛い…😷でも熱は出てないので、気合で治しているところです。
トンガに派遣されている同期隊員。ひょんなことで訓練中に意気投合し、たまにラインをくれるのですが、私が体調を崩すタイミングでいつも連絡くれるんです。しかも3回連続✨ここまでくると偶然とも思えず、以心伝心だな!と😅しかも今回連絡くれたときも、「今度こそは体調くずしてないですよね?」でした…。
これは、連絡とりたいけど、とると体調が悪くなるのか?と葛藤中です😂



さて、夏休み中に校長先生と話し合ってタジェールの内容、日程を決めてそれに向けて準備していました。伝えられたタジェールの日は2月7日木曜日の放課後。
これまで立てた予定は、予定通りに行われたことがなかったので、今回も多少の変更はあるだろうと始めから思っていました。そのへんはいい意味で慣れてきました😅


でも学校が始まってからというもの、毎日保護者の行列が校長室にできていて下校時刻になってもまだ続いてる状態…。一体なんで?っていうと、子どもたちの登録のため。
実はボリビアでは、毎年子どもたちをどこの学校に通わせるかは、親が決めるんです。日本と大きく違うところですね。
日本では公立の学校に通う場合、住んでいる地域によって通う学校は必然的に決まってきます。だから一度入学すれば特別なことがない限り卒業するまでその学校に通います。だから、いろいろな書類が必要なのは、入学時だけ。
でも、ボリビアでは、毎年リセットされて登録し直しなんです。だから、そのまま続けて通う子もいれば、違う学校に行く子、違う学校から来る子もいます。そのために学年ごとに曜日が決められていて、保護者の長ーい列ができていたのです…

こんな状態の毎日なのに、会議なんてできるの?また日程変わるだろう…と思っていたら、1日だけ延期になりました。会議がある日は、子どもを早く下校させて時間を作って会議をします。いつもは18時に下校なのですが、この日は17時に帰してそれから会議。でも始まるのは17:30ごろ😥もっとさっさと集まればさっさと帰れるのに…💦


で、今回のタジェールに向けて、学校目標や規則について話すということを以前に打ち合わせしていたので、それについてのプレゼンを作っていました。

で、私のカウンターパートは校長なのですが、毎日保護者がこの状態なので、相談しようにもできない…😭そこで、校長の右腕の学担の先生に思い切って相談を持ちかけてみました。すると、快く、いいよ!いいよ!と言ってくれたので、その先生に内容とスペイン語を見てもらい、直してもらいました。
さらに、校長に見せに行くときに一緒に来て!とも頼んだらそれも快諾してくれました。それでプレゼンを確認しに行って、校長に言われたことが、
私が話してほしいのはこういうことじゃなくて、もっとこういうこと!的な……😫

ええ?前の話と違うやん!ってなって……💦
でも私のリスニング力と理解力不足やったのかも…とも思った💧

そして、急に焦る😵今から新しいプレゼン作る時間あるのか?
でも何か求められることってとてもありがたいこと。今度こそ、話してる内容を何回も確認してやっと理解した。

そして、その日の夜、晩ごはんも食べずに深夜2時ぐらいまで必死……🤯
そして、次の日また前に相談した先生に見てもらって山ほどスペイン語直してもらって、ようやく完成。やっぱり私は追い込まれないと本腰が入らない典型的な怠惰気質😢

そして、会議の最後に私が話す時間をとってもらいました。すると、体育の先生に
「Yukako, cortito...」
と言われた。つまり、短くして!早く帰りたいから、と。まあ、そういう先生もいるよね…

だからって私が適当にやってしまったら、真剣に向き合ってくれた先生にも、聞こうとしてくれてる先生にも申し訳ない。
予定通りのことを予定通りに喋りました。
今回は簡単に言うと「規律」についてのタジェール。学習環境を整えることについて話をした。なにもわざわざ私が1から言わなくても意識している先生はたくさんいる。だからこれまでに撮り溜めた動画や写真を使ってみんなに共有しながら、話をした。自分のクラスの写真が出てくると先生たちも嬉しそうだった😄

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そして、約15分で私の話は終わり。

問題はこの後。先生たちがどのくらい意識して取り組んでくれるか…。

私の中では各学年1人ずつぐらいが取り組んでくれたら○かな、と思ってる…。

それで、今週月曜日の全校集会。
一人の先生が前で子どもたちに話をしている時に、急に私の名前を呼んで、
「ゆかこが去年、みんなに日本の子どもたちの様子を見せてくれたでしょ?日本の子たちはみんな自分たちで掃除して学校がとってもきれいだったよね!今年はみんなも学校をきれいに保つことを取り組もう!」
って呼びかけてくれた。

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別に日本のマネをしてほしいわけではないんだけど、少し、自分の話したことが生かされたのかと思うと嬉しかった。
でも、難しいのはこれから。言って終わりはダメ。誰でもできる。
子どもたちに伝え続けること、取り組み続けることが一番難しい。
だから、全校集会で言ったからには、私もその日から容赦はしなかった。
ゴミが落ちていれば子どもたちに話してゴミ箱に捨てさせる。
ゴミの横を素通りすれば呼び止めて捨てさせる。
授業中に私語をしてたら、何を話していたか突き詰める。そして、机を離して間で見張る。
授業中におもちゃで遊んでたら取り上げる。
授業中にガムを噛んでたら捨てさせる………徐々に本性が出てきました…😅そのうち周りによりつかなくなるかも…今までのゆかこと違う…と…💦

少しこういう注意ぐらいならスペイン語で言えるようになった…

そして、音楽の先生が誰よりも熱心だった。
私をとっ捕まえて、腕を引っ張って、
「私、子どもたちにきちんと話や音楽を聴かせたいの!どうすればいいかアイデアちょうだい!助けて!」
って。
私もこれまで低学年から高学年まで一応担任はしたことがあるから、アイデアはあるけど、それを伝えれるだけの語学力がない😵悔しい……こんなに真剣に聞いてきてくれてるのに。

だから、家で伝えられるように単語を調べてから改めて伝えに行った。すると、とっても喜んでもらえてさっそくやってみる!と。
今度その先生の音楽の授業見に行ってみたい!

ダラダラと長くなってしまいました。
お付き合いありがとうございました。
次のタジェールは、今週金曜日。今度は午前の学校で教材研究と研究授業についての内容です。
がんばりまーす!

新年度始まる…

随分ご無沙汰していました。

12月8日からの長い長い夏休みが終わり、今日2月4日から新年度が始まりました。

ということで、また本格的に活動が再開しましたので、ブログもできるだけ更新できるように日々の活動記録を残しておきたいと思います。


今日は日本で言う入学式の日。どんなふうにするのかなぁ…と興味深く登校しました。

学校の前はとにかく久々に登校する子どもたちと保護者でごった返してて、押すな押すなのバーゲン状態😥学校で働いてる私達でも入るのに一苦労😰
そして、保護者と離されて中に入るように促されて泣き出す1年生。そういうところは、日本と変わらないんだなぁ、と安心というか懐かしさが蘇ってきた。

あったなぁ…そういうこと…。
私が暴れる子どもを抱きかかえて
「お母さん!大丈夫です!早く行ってくださいっっ」
って一刻も早くお母さんの姿が見えないようにするっていう毎朝の儀式のようなもの…
で、教室にいくとケロッとして遊びだす…
何やったんやさっきの?っていう繰り返し。

それも同じだった…。
ボリビアでも、さっきまで泣いてたと思ってた子が急にチャキチャキに喋り出すっていう😅そういうことを経て強くなっていくんだなぁ、ってのは万国共通ですね。


さて、入学式。
日本では1年で最初の大事な儀式。1年の担任するとその日に会ったばかりで顔も名前も一致してない子の呼名は、チョー緊張する…😰

ボリビアではどうなんだろうと見ていると、そもそも時間通りに全員揃ってないからもはや呼名どころじゃない💦
すると、校長先生がクラスごとに名前を呼び出した。でも子どもたち、自分の名前を呼ばれても気づかない。というか気づけない…
それもそのはず、ボリビアの名前の構成ってめっちゃ複雑😥
日本は、名字・名前。以上。
ボリビアは、名前・もう一つの名前(祖父母の名前が多いよう…)・父の姓・母の姓。という多い子は4つ繋がる。
例えば、私だったら、「ゆかこ・きみこ・よしだ・さど」になる。
確かになんのこっちゃ分からん。
ということで、後から入ることを許された保護者が子どもの名前を呼ばれたら連れて行くという感じ。
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そして、とにかく今日は午前も午後も1年生の教室に入って、
「トイレー!」
「これ描いた絵見てー!」
「ここなんて書くのー?」
「名前何?」
という対応に明け暮れた日でした。でも可愛かったし、久々に会った子どもたちが
「ゆかこーーー!」って抱きついてきてくれたのも嬉しかったし可愛かった✨

明日は、タジェールのことで校長先生に見てもらいに行く予定。
果たして予定通りに進むのか……💦
私の予想、来週に延期😥

内容の濃い1週間でした

毎日書きたいことあるのに、睡魔と活動の準備と睡魔と睡魔に負けて、なかなか記録が残せない😭


この1週間は過ぎるのかめちゃくちゃ早く感じた…。
月曜日には、先週一緒に遠足に行った1年生のクラスの授業を久々に見に行った。
時計の読み方の勉強。なんか1年担任してたのが4年前だから、懐かしくなった✨
『短い針が12、長い針が1、何時何分?』
って先生が聞いて、
『12時1分!!』
って自信満々で答える子たち。
そうだよね〜😊かわいい。
日本だと一人ひとりに教具の時計を持たせて勉強するところ、ここ、ボリビアではどうするのかな、と思ったら
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一人ひとり、家で作ってもらった時計を使って勉強。いつも思うけど、クオリティーがすごい。
そして、体も使って勉強。
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外でも
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教具がなければできないのではなく、工夫さえすればどんな勉強の仕方でもできる。むしろ、こっちの方が子どもたちの印象に残るし楽しそう!

そして、その日は約1ヶ月後に控えているクリスマスのお祝いがあった。ボリビアでは、キリスト教徒やカトリックがほとんどだから、日本のイベント的なものではなく、キリストの誕生日をお祝いする1年の中でもとても大切な行事。
宗教の時間にクリスマスツリーと一緒に飾られたキリストの誕生を表す赤ちゃんの人形の前に行ってお祈りをして、みんなで踊る。
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ボリビアの人はとにかくお祝いごとのときには踊る!


そして、午後は、授業がなかった。というのも、この日は、子どもたち一人ひとりに政府から200ボリビアーノ(約3000円ちょっと)がもらえる日。年に1度もらえるそうだ。日本で言う子ども手当みたいなものなのかな…。3000円というと安く思うかもしれないけど、ここの物価で考えるとかなり高い。ランチが200円弱で食べられるからな…。
だから、この日は保護者も来て順番を待っていた。
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お金を手にした子どもたちは、めちゃくちゃ嬉しそうだったけど、ちゃんと大事に使ってね…と心から思う…😥 というのも、ここでは、学校でお菓子を売っている。毎日子どもたちは、小銭を持ってきてそれを買って食べている。でもそのお菓子がいらなくなったら簡単に捨てて、床を汚したり校庭を汚したり…。ゴミをゴミ箱に捨てるという意識がまだまだ低い。
なぜ学校でお菓子を売ってるのか前に聞いたところ、家でちゃんとご飯を食べてこない子がいるからだと…。それでお菓子を?栄養のバランス大丈夫かな💦と心配になる。

そして、水曜日は、JICA事務所の所長が出張で来て下さった。JICAが表彰されるからその表彰を受けるため。
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その後、活動先にも来て下さり、たまたま5年生の算数の授業が入っていたので、それを見ていただいた。他のボランティアも一緒に見に来てくれたので、久々の研究授業の気分だった😅

そして、安定の急な日程変更もあり、金曜日にする予定だった4年生の算数授業は再来週に延期になった💦
プレゼンも延期と言われてパソコンを持っていかなかったら、やっぱりできるってなって、急いで家に取りに帰るという…バタバタ😵

夏休みまであと2週間。子どもたちも浮足立っております。休みが目前になるとワクワクするのは万国共通です😊