yukakoy5124’s diary ~南米Bolivia 青年海外協力隊の日々~

青年海外協力隊として南米ボリビアに来ています。ここでの日々の記録です。

2回目の研究授業が終了

午前の学校で今年度から始めた研究授業の2回目が今週終わった。

 

今回は3年生の先生。案の定、はじめに立てた予定の日から2回の変更を経て1週間後に実現した。

 

ボリビアに来てからいつも思うのが、本当にこの学校の先生たち、勉強熱心だし、真面目だし、協力するし…日本の学校に連れて行ったらもっといろんなことを吸収してくれるんじゃないかとふと思うことがある。

まあ、日本の学校がすべて正しい訳ではないんだけど。

日本とボリビアの学校のいろいろな設備や環境が違いすぎるが故に仕方ないこともたくさんあるけど。

 

それで、今回は3年生と一緒にどの単元のどの時間て研究授業をするかという話から授業が終わって整理会まで、本当に学年みんなで協力してできた。

まずは始めの指導案検討から学年全員の先生が一緒にいてくれた。そしてみんなで意見を出し合い、私たちも助言をし、(←偉そう😅)、授業の流れを確認していった。

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それからの日々は、3年生の先生たちだけでいろいろ相談して授業で使うものを作ったり、指導案を細かく直していったりしてとても良い学年団だと思った。そして、作った指導案を見てくれ、とお願いされ、書いてあるスペイン語と格闘し、スペイン語で助言するというのはなかなかの試練💧だった。

 

そして、授業前日に急に先生全員を呼んで研究授業をすると校長に言われ、聞いてない、と焦り、広い教室ですることになり、机をいろんなところからかき集め…とボリビア人ならではのどんな状況でも帳尻を合わせる力のおかげでなんとか実現はできた😅

でももちろん、全員来るわけないよね…😰教室でできたやん、ていう人数でした。

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で、今回一番冷や汗が出たのは、打ち合わせになかったやん!っていう活動を急に先生がやり始めて、

え?何これ?何のために?

と??(はてな)が頭の中を駆け巡り、どうしよ、どうしよ…と。そして迫ってくる時間。もちろん終わらず次の時間まで食い込む…

で、この時間に一番肝心な押さえが弱い💦

というところで、終わった研究授業。

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でもよく考えたら、そもそも研究授業をするという概念のないボリビアでそれをやろうと提案して、受け入れてもらっただけでも、大きな一歩やったのかもしれない。

そして、見たこともない研究授業をやってくれる先生がいて、一生懸命やろうと私たちに質問してくれて、、、それもまた大きな一歩やったんやな、と。

で、授業が終われば自然と3年生の先生たちが集まってあーでもないこーでもないと話し始め、その後、私たちも交えて整理会が始まった。

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きっとこんなに1時間の授業のために時間をかけて考えたり話し合ったりしたこと、これまでになかったんじゃないかなーと思った。

だから、少々授業が計画と違うことをやったとしても、大したことではない。

先生たちがねらいをもって授業することの大切さに気付いたり、先生たちが協力して考えることでよりよい授業になっていくんだということを知る機会になってくれていたら、それでいいんだと思った。

ここ数週間は授業をする先生のクラスに入って授業の様子を見たり、先生に助言しながら授業を進めていたりしていた。

 

来週からは次の4年生の研究授業をする先生のクラスに行く。

そのことを知っているからか、3年生のその研究授業をした先生が、私たちに

「たまにはまた私のクラスに見にきてね!」

と言ってくれた。

「もちろん!」

と答えたが、どんな形でもいいから、誰かに必要とされていると感じられることがこんなに嬉しいのか、と感じた。

 

ついさっき冷や汗が出たと思ったことを少し申し訳ない、とさえ思えた。

 

また来週から新たな先生と一緒に悩んで考えて…と活動するのが楽しみだなぁ、と思った。