yukakoy5124’s diary ~南米Bolivia 青年海外協力隊の日々~

青年海外協力隊として南米ボリビアに来ています。ここでの日々の記録です。

新年度初のタジェール

新年度が始まって1週間あまりが過ぎました。


ボリビアに来た頃は体が慣れてなかったのか毎月熱が出ていましたが、9月に熱が出たのを最後にまったく風邪をひくこともなく、体調を崩すこともなく、4ヶ月ほど過ごしていました。
それが学校が始まってはじめての週末になり、久々に少しだけ喉が痛い…😷でも熱は出てないので、気合で治しているところです。
トンガに派遣されている同期隊員。ひょんなことで訓練中に意気投合し、たまにラインをくれるのですが、私が体調を崩すタイミングでいつも連絡くれるんです。しかも3回連続✨ここまでくると偶然とも思えず、以心伝心だな!と😅しかも今回連絡くれたときも、「今度こそは体調くずしてないですよね?」でした…。
これは、連絡とりたいけど、とると体調が悪くなるのか?と葛藤中です😂



さて、夏休み中に校長先生と話し合ってタジェールの内容、日程を決めてそれに向けて準備していました。伝えられたタジェールの日は2月7日木曜日の放課後。
これまで立てた予定は、予定通りに行われたことがなかったので、今回も多少の変更はあるだろうと始めから思っていました。そのへんはいい意味で慣れてきました😅


でも学校が始まってからというもの、毎日保護者の行列が校長室にできていて下校時刻になってもまだ続いてる状態…。一体なんで?っていうと、子どもたちの登録のため。
実はボリビアでは、毎年子どもたちをどこの学校に通わせるかは、親が決めるんです。日本と大きく違うところですね。
日本では公立の学校に通う場合、住んでいる地域によって通う学校は必然的に決まってきます。だから一度入学すれば特別なことがない限り卒業するまでその学校に通います。だから、いろいろな書類が必要なのは、入学時だけ。
でも、ボリビアでは、毎年リセットされて登録し直しなんです。だから、そのまま続けて通う子もいれば、違う学校に行く子、違う学校から来る子もいます。そのために学年ごとに曜日が決められていて、保護者の長ーい列ができていたのです…

こんな状態の毎日なのに、会議なんてできるの?また日程変わるだろう…と思っていたら、1日だけ延期になりました。会議がある日は、子どもを早く下校させて時間を作って会議をします。いつもは18時に下校なのですが、この日は17時に帰してそれから会議。でも始まるのは17:30ごろ😥もっとさっさと集まればさっさと帰れるのに…💦


で、今回のタジェールに向けて、学校目標や規則について話すということを以前に打ち合わせしていたので、それについてのプレゼンを作っていました。

で、私のカウンターパートは校長なのですが、毎日保護者がこの状態なので、相談しようにもできない…😭そこで、校長の右腕の学担の先生に思い切って相談を持ちかけてみました。すると、快く、いいよ!いいよ!と言ってくれたので、その先生に内容とスペイン語を見てもらい、直してもらいました。
さらに、校長に見せに行くときに一緒に来て!とも頼んだらそれも快諾してくれました。それでプレゼンを確認しに行って、校長に言われたことが、
私が話してほしいのはこういうことじゃなくて、もっとこういうこと!的な……😫

ええ?前の話と違うやん!ってなって……💦
でも私のリスニング力と理解力不足やったのかも…とも思った💧

そして、急に焦る😵今から新しいプレゼン作る時間あるのか?
でも何か求められることってとてもありがたいこと。今度こそ、話してる内容を何回も確認してやっと理解した。

そして、その日の夜、晩ごはんも食べずに深夜2時ぐらいまで必死……🤯
そして、次の日また前に相談した先生に見てもらって山ほどスペイン語直してもらって、ようやく完成。やっぱり私は追い込まれないと本腰が入らない典型的な怠惰気質😢

そして、会議の最後に私が話す時間をとってもらいました。すると、体育の先生に
「Yukako, cortito...」
と言われた。つまり、短くして!早く帰りたいから、と。まあ、そういう先生もいるよね…

だからって私が適当にやってしまったら、真剣に向き合ってくれた先生にも、聞こうとしてくれてる先生にも申し訳ない。
予定通りのことを予定通りに喋りました。
今回は簡単に言うと「規律」についてのタジェール。学習環境を整えることについて話をした。なにもわざわざ私が1から言わなくても意識している先生はたくさんいる。だからこれまでに撮り溜めた動画や写真を使ってみんなに共有しながら、話をした。自分のクラスの写真が出てくると先生たちも嬉しそうだった😄

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そして、約15分で私の話は終わり。

問題はこの後。先生たちがどのくらい意識して取り組んでくれるか…。

私の中では各学年1人ずつぐらいが取り組んでくれたら○かな、と思ってる…。

それで、今週月曜日の全校集会。
一人の先生が前で子どもたちに話をしている時に、急に私の名前を呼んで、
「ゆかこが去年、みんなに日本の子どもたちの様子を見せてくれたでしょ?日本の子たちはみんな自分たちで掃除して学校がとってもきれいだったよね!今年はみんなも学校をきれいに保つことを取り組もう!」
って呼びかけてくれた。

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別に日本のマネをしてほしいわけではないんだけど、少し、自分の話したことが生かされたのかと思うと嬉しかった。
でも、難しいのはこれから。言って終わりはダメ。誰でもできる。
子どもたちに伝え続けること、取り組み続けることが一番難しい。
だから、全校集会で言ったからには、私もその日から容赦はしなかった。
ゴミが落ちていれば子どもたちに話してゴミ箱に捨てさせる。
ゴミの横を素通りすれば呼び止めて捨てさせる。
授業中に私語をしてたら、何を話していたか突き詰める。そして、机を離して間で見張る。
授業中におもちゃで遊んでたら取り上げる。
授業中にガムを噛んでたら捨てさせる………徐々に本性が出てきました…😅そのうち周りによりつかなくなるかも…今までのゆかこと違う…と…💦

少しこういう注意ぐらいならスペイン語で言えるようになった…

そして、音楽の先生が誰よりも熱心だった。
私をとっ捕まえて、腕を引っ張って、
「私、子どもたちにきちんと話や音楽を聴かせたいの!どうすればいいかアイデアちょうだい!助けて!」
って。
私もこれまで低学年から高学年まで一応担任はしたことがあるから、アイデアはあるけど、それを伝えれるだけの語学力がない😵悔しい……こんなに真剣に聞いてきてくれてるのに。

だから、家で伝えられるように単語を調べてから改めて伝えに行った。すると、とっても喜んでもらえてさっそくやってみる!と。
今度その先生の音楽の授業見に行ってみたい!

ダラダラと長くなってしまいました。
お付き合いありがとうございました。
次のタジェールは、今週金曜日。今度は午前の学校で教材研究と研究授業についての内容です。
がんばりまーす!