yukakoy5124’s diary ~南米Bolivia 青年海外協力隊の日々~

青年海外協力隊として南米ボリビアに来ています。ここでの日々の記録です。

嬉しいのか、悲しいのか…

また久々です…。

 

これまでも研究授業やら計算カードの効果が少しずつ出てきたことやら、なんやらかんやら、伝えたいことはたくさんあるのだけど、なかなか書けない…そして、中間報告が来週に控えててその準備も😰

でも、今日はちょっと午後の学校で、嬉しいのか悲しいのか分からないことがあったのでちょっとだけつぶやいときます。というか、愚痴です。

 

5年生のクラスに入った時のこと…

 

その担任はかなり厳しいというか怖い。子どもたちも怯えているのが分かる。

先生本人は、自分で算数が好き、子どもたちも算数が好き、私は本来の教える内容よりも上のレベルを教えてるんだ、と自負している。

それが仇となってるのか…分からんが、

 

私には、子どもたちが算数が好きで楽しんでいるようには見えない😰

 

そして、今日の算数の時間は、理解の早い子と遅い子に分けて内容も違うものをしようとしていた。私がいたもんだから、私は理解の遅い子を担当して、担任が理解の早い子を担当するということをお願いされた。

そもそも、この時点で、分からん子がおるなら、本来教えんでいい内容は捨てよ💦ちゃんと理解させてあげよ、と切に思う。

 

しかも、その担任は、苦手な子に教えることはしない。なんで、こうなるの💢と怒鳴るだけ。

 

そんなん、怒鳴るだけなら教師じゃなくても誰でもできるし。

 

でも、私は納得が少々いかないにしても、頼まれたことをしよう、と算数が苦手な子ども達に前回の内容を教えることにした。

一人ひとりに問題を出して確認していくが、そんなにできないわけじゃない。私が質問したらちゃんと答えられる。なんでこの子達ができないグループに入れられてるのか、とも思ったが、まあ続けるか、と続けていった。

ちゃんと答えまで出すことができたら「Muy bien (よくできたね)」と言って頭を撫でてあげたらニコニコして戻っていった。ちなみに5年男子。

そんで、次の子も少し間違えるも、間違えたところをもう一回いっしょに考えたら、ちゃんとできた。その子にも「Muy bien (よくできたね)」と言ったら、その子は、「ゆかこ、教えてくれてありがと」とニコニコして戻っていった。

なんか複雑…なんでこんなことでお礼言うん?

当たり前のことやん、て。

 

で、その子は私が他の子に出した問題を自分のノートで解いて私に見せにきた。正解だったら、「Muy bien!」、間違えてたら、直すように言うと、回を重ねるごとに間違えなくなってきた。その度に褒めてあげると、すごく嬉しそうだった。

 

そして、帰り際にもわざわざ私のところにきてもう一回、「ゆかこ、今日は教えてくれてありがと」とハイタッチをして帰っていった。

 

なんか、喜んでいいのか悲しんでいいのか分からん感情になった。

 

分からない子に寄り添うのが教師の役割じゃないの?もっと言えばできる子や自分からなんでも言える子はほっといてもいいくらい。そんな子は困ればきっと自分から聞きに来る。

本当に時間をかけて手も目もかけないかんのは、自分で分からないことを口にできない子、分からないから殻に閉じこもってしまう子やろ。

 

なんか、ボリビアの先生たち、みんな人としてはとてもいい人だし大好きなんだけど、教師として見た時に、たまに、悲しくなるときがある。

 

きっとできたことを褒められたら、子どもは自然もっと頑張りたいと思うはず。

教育心理学やったかなんやったかで、テストで良い点をとった子になんと声をかけるのが正しいか、という話で、

「頭いいね。」と言うのと「頑張ったね。」と言うのでは、その後の子どもの姿が全然変わってくると言うのを読んだ。

頑張ったね、と声をかけられ続けた子は、努力を怠らずずっと意欲を持ち続けることができたらしい。

大げさかもしれんけど、声かけ一つで子どもの将来が左右されると思うと親はもちろんやけど、教師ってすごい責任のある仕事やと改めて思う…

 

私もこれまでも子どもについ言ってしまった申し訳ないことは山ほどあるけど、人のふり見て我がふり直せやな、と肝に銘じようと思った日でした。

 

長い愚痴と今後の自分の在り方を反省した日でした。