yukakoy5124’s diary ~南米Bolivia 青年海外協力隊の日々~

青年海外協力隊として南米ボリビアに来ています。ここでの日々の記録です。

折り紙と算数のゲームしました

今、小学校ではどこの学校でもどこのクラスでも期末試験の時期。まあ、これを試験と言っていいのか?って疑問が浮かぶクラスは山ほどあるけど、テストは万国共通で子どもたちは、嫌みたい😵

 

そして、先週末に行った4年生のクラスの先生に、折り紙で花を作ったのをあげたら、とても気に入ってくれて、

「今度の火曜日に、教えに来て!そして、かけ算のゲームも何か教えてくれない?」

と言ってくれた。だから、今日はその日。

午後の学校で授業をするのは初めて。

週末に折り紙の花の作り方の説明をスペイン語で考えてみたが、そもそも日本語で折り方を説明するのも難しい💦

半分に折って、とか、開いて、とかなら言えても、

やって見せて、

 

このように...

 

としか説明のしようがない部分もある😅

 

もうそこは、諦めた😥

「Como así (このように)」

を連発することに決めた。


今日は午前の学校は私はお休みの日。だから、お昼ご飯を食べてから、少し、公園のベンチに座って今日の説明の練習をブツブツと一人でしていた。

すると、急に、

「日本人?」

って、日本語で話しかけられた。とっさに、

「Sí(はい)」

って答えたら、

「隣に座っていいですか?

 って答えも聞かずに座ってきて、めちゃくちゃ嬉しそうに日本語で話してきた。

その人は、どうやら8年間日本に住んでいたけど、だんだん日本語を忘れてきているから、思い出したいみたい…。

いや、私はスペイン語を覚えたいんだけど😅といったら、お互いに練習しよう!と言ってくれた。

こんな出会いもあるもんなんだ、と。

しかも、その人、弁護士だとか。さすが、スクレ。憲法上の首都。最高裁判所がある!弁護士多い!

でも、午後の学校の時間もあったから、すぐにバイバイした。



そして、学校に行き、早速折り紙から始めた。先生が色画用紙あるから、と言ってくれたので、正方形を作るところから始めた。形の勉強をちょっと入れながら...

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そして、はじめは折って開いての繰り返しだから、子どもたちもできるし、私の説明もまだ大丈夫。


そして、説明のしようがない部分がやってきた…


こうなるよね…

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私の前に列ができました😂

分からんもん。しゃあないよね。初めてやもんね。

でもできた子に、

「分からない子を助けてあげて!」

っお願いしたら、

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一生懸命教えてあげる子が…

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基本的に、ボリビアの学校では、先生と子どもの関係が主で、子どもと子どもが繋がるっていうのがあまりない。それができるクラスは、先生の意識が高い!

だから、できた子どもが先生になって教えてくれたら、はかどるし、子どもたち同士の関係も築けるし、理解も更に深まるし…と言うことで、積極的に私よりも子どもたちの力を使って進めるように心がけた。それでも、やっぱり、私に聞いてくる子も…。

急には変わらない…しかたない…。


そして、出来上がったら、すごくみんな喜んで、真ん中に名前を書いてくれた!

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固定カメラで動画しか撮ってないから、出来上がりのちゃんとした写真がない😥


残った紙で休み時間も作ってくれている女の子がチラホラ。男の子も、授業中にこっそり作ってる子もいた…😰

でもこういう日本の文化というか、日本を代表するものがあるっていいな、と改めて思った。



そして、次はかけ算九九のゲーム。

九九のゲーム教えてって言われても、日本では、2年生のノルマは九九を完璧に言えるようにして3年生に上げること。

だから、とにかく覚えなしゃあないって感じやったなぁ…と。

とにかく計算カード

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を鬼のように毎日させ、宿題でも保護者に見てもらい、時間があれば練習、練習、練習…

そして、教室に入るときにも九九を言わないと入れないって…

ホントの鬼やと私のことを子どもらも思ってたかもしれないけど、

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そのくらいしないと覚えられない…

瞬時に答えられないと意味ないし…。


だから、あんまりゲームって正直知らないし、やってなかったけど、なんとか他のゲームをアレンジして3つ考えた。


1つ目は、キーワードゲームをアレンジしたもの。

2つ目は、カルタをアレンジしたもの。

3つ目は、しりとりをアレンジしたもの。


1つ目

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キーワードゲームは、二人ペアを作り、消しゴムを間に置きます。

そして、はじめに九九の答えを伝えといて、その答えになる九九を言ったら、消しゴムを取るっていう単純なゲーム。でも同じ答えになる九九っていくつかあるから、意外に盛り上がった。特に間違えて取ったとき…。 

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全力で喜ぶお子様たち。

あ、これ、4年生ですよ。九九はもう完璧になってないとおかしい学年です…😅


2つ目

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カルタは、子どもたちが苦手だと思われる段の式だけ書いたカードを作り、カルタの要領で私が言った答えになる式を取るというもの。

でも、中には、2つ、3つその答えになる式があったりするので、それも盛り上がった。


最後は

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九九しりとり。ゼロがつかないように九九をつなげていって全員がつながるようにしよう!って言ってやったもの。

例えば、4×8=32だったら次は2×からはじめてつなげていくもの。もし答えが10とか20とか0が最後につく九九を言ってしまったら、もう続きは全部0になってしまうので、負け

全員が次々と言わないといけないので、焦って0がつくのを言ってしまう子がいた…

そしたら、

全力で悔しがる…

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何度も言うが、これは4年生。こんなに反応がいいのは、とってもかわいい!

そして、他の子が間違えてしまったら、

全力でなぐさめる。

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遊びばっかりではダメだし、力はつかないけど、勉強を楽しくすることを伝えられたのなら、少しは役に立ったのかな、と思った。でもやはり、言語の壁は大きい。もっと細かいことも伝えられたら、ルールをちょっと変えていったりできるのに、って思ったり……😫


でも嬉しいことも。それは、先生も楽しそうだったこと。実はこのクラスの先生、めちゃくちゃ厳しくて怖い。私でもビクッてなってしまうくらい…。

でもその先生がゲラゲラ笑いながらやってたから、なんか嬉しかった。



でもこのゲームの後の試験で雷があちこちで落とされてました⚡⚡


あの楽しかった時間は遠い昔のようでした…