yukakoy5124’s diary ~南米Bolivia 青年海外協力隊の日々~

青年海外協力隊として南米ボリビアに来ています。ここでの日々の記録です。

11月2日は死者の日〜その日に向けて〜

今週の金曜日は、ボリビアは祝日。
Todos Santos(死者の日)のため。この日は、またボリビアの文化を、知ることができそうだ。

この日は、日本で言うお盆のようなもの。

ボリビアでは、というか、私の活動先はその前日の11月1日も学校は休み。その理由を聞くと、2日の準備をするからだそうだ。日本では考えられない休みの理由…

私はホストファミリーと一緒にポトシという都市にある、親戚の家に行く。特にその年に家族で亡くなった人がいる家は、いろんな振る舞いをするらしい。私のホームステイ初日は、ポトシでのお葬式の体験から始まったので、死者の日の過ごし方もしっかり勉強してきたい。



学校では、祭壇のようなものが作られていた。
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今日が、死者の日の前に学校に来れる最後の日だから、宗教の先生が中心になって準備を進めていた。

そして、先生たちがまず全員集まり、6年生が死者の日について、お供え物などの説明をしてくれた。

日本でもお墓や仏壇にお供え物をするが、それと同じような考え方。でも、ボリビアでは、はしごや動物、赤ちゃんの形をしたパンをお供えすることがしきたりらしい。この祭壇のたくさんのパンは、子どもたちが家から持ってきたものを集めたもの。
そして、亡くなった方が、好きだった物もお供えするみたい。それは、日本も一緒。

そして、モンドンゴというスクレ(私がいる都市)の郷土料理を、振る舞ってくれた。f:id:yukakoy5124:20181101123432j:plain
さらに、チチャというトウモロコシを発酵して作ったお酒を飲むのがしきたりらしい。
私、お酒とは知らず、一気に飲もうとしてびっくり🍶
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仕事中に酒を飲んだのは初めてです😥

死者の日は、各家庭でモンドンゴをたくさん作り、見ず知らずの人が訪ねてきても無料で振る舞うそうだ。そのため、モンドンゴを食べるためにいろんな家を巡る人もいるみたい。
それは、準備に時間はかかりそうだ…何人分作るんだろう。その振る舞う郷土料理は、地域によって違うそうだ。

その後、クラスごとにこの祭壇のところに来て、いつもしているお祈りをいつもよりも丁寧に捧げていた。
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そして、教室に戻って、お供えのおさがりをいただいた。

この日は、死者の日について勉強をし、3年生の子どもたちは、絵を描いていた。
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この子は手を止めることなく、どんどん描いていた。きっと家でしっかりこういう日を大切にして過ごしているんだろうなぁ、と思った。


本当にボリビアに来て、文化をとても大切にして受け継がれていることを感じる。
日本でも、いろんな国の文化が入ってきていて、楽しむのもいいけど、その本来の意味を理解した上で楽しまないといけないな、と思った…

学校から帰るときには一人ひとりの先生にパンやクッキーなど、お供え物のおさがりがもらえた。
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今はポトシに来ています。
ここは、標高3700m超えたところで、いつも生活しているスクレから1000mも上がっていますので、寒いです⛄着いた時にはあられが降っていました。
ポトシの死者の日の過ごし方は、これからよく見て、また、書きたいと思います。